昨日飛び入りでご一緒したK山さん。午前中はバンジーでサーマルグライダーを飛ばして居たとの事。風があり、サーマル、つまり上昇気流を捕まえられたのは2回だけだったそうだ。条件が悪い中、上がって行くだけでも凄いのだ。無動力のグライダーを飛ばす場合、手で投げる方法やタコの様に糸を付けて引っ張って上げる方法がある。引っ張る人がいない場合、ゴムの張力を使って上げ、上空で切り離して自由に飛ばす。上昇気流を探して更に上げて行くのがバンジーを使ったサーマルソアリングである。ゴムを使った道具なのでショックコードと言ったりもする。
バンジーではタコと同じく糸目が大事。これはヨットのCLRやCEに相当する。グライダーもウエザーヘルムやリーヘルムになる。適切な迎角を主翼に与える様に昇降舵をセットしたり操作するが、これは適切なリーウエイ角を与える様にラダーを操作するのと同じ。キールが失速しない様に速度を保ちながらなるべく高く登らせるのも、バンジーでの曳航と何も変わらない。
K山さん、ヨットは触った事も無く理屈も何も分からないといっていたが、全く初めてのヨットを普通に扱えていた。時折、セールの出し入れの方向がわからなくなり、逆操作してはいたが。(笑)
動力機やパワーボートの場合、舵を切れば好きな方向に進むが、グライダーやヨットはそうでは無い。と言うか、この二つはまるで同じなのだ。
今度、グライダーを飛ばしたことがある人をヨットに誘う時はバンジーとセットにして、バンジーで遊んでからヨットの体験をしてもらうのが良さそうだ。
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