ユニバーサルデザインと言う言葉は誰でも聞いた事があるだろう。その定義の中に、どんな人でも公平に使える事と言うのがある。
DFは誰でも参戦出来てユニバーサルなんだが、今日はレースの話し。
ラジコンヨットレースを始めようとする人に良く聞かれる質問に、コースのサイズ等がある。ボートの400m周回、パイロンレースのFAIコース、F3BサーマルやF5B電動グライダーなど、皆コースが規定されて居るからだ。また会場のレイアウトが決まっている場合もある。
ヨットはその時の条件で ワンレースが10分から15分位の全長の周回コースに設定する。風が無ければコース短縮で対応する事もある。もう一つはコースのレイアウト。周回してくるマークの位置がある。これもレース2分前迄に口頭またはコースボードで発表。風向きの変化で変更される場合があるからだ。
なので他から来た人には参加するまで分からず不安なのだ。
ドラゴンセーリングノースアメリカのチャックがセールナンバーの表示の仕方を解説する中で、マークの距離について言及していたが、彼は具体的な数値を示していた。
問い合わせたところ、彼が参考になると教えてくれたARYAのサイトには良いレースをする為の指針が示されていた。
興味深かったのは、マークに付ける番号。一般的にマークは色や番号を付けて区別するのだが、その番号は当該クラスのセールナンバーの規定に従えと言うのだ。もしマークの番号が読めなければそれはマークが遠すぎるのだ!と。また、遠すぎてセールナンバーが読めなければ、セールナンバーをコール出来ずプロテストを出せないストレスや、特定されない事を悪用しズルをする選手も出るだろうとの事。これらは良いレースを妨げるのだ。
そこで少々調べてみることにした。
例えばDF95のセールナンバーはクラスルールで100mmに決まっている。書体のポイント数で言うと400ポイント。因みにaerialフォント近似が推薦である。これはユニバーサルデザインの原則に照らし合わせ判読し易さから見ると 概略10ポイント当たり1mとして、40m位が基準となる様だ。それ以上の距離では誤判別の可能性が出て来ると言う事だ。勿論、目が良ければもっとうんと遠くても見える訳だがユニバーサルでは無い。
勿論、狭いコースでチマチマやるしか無い訳ではない。例えば風上マークと風下マークの距離は操船エリアの指定で大きく変わる。艇と一緒に歩ける場所ならもっと距離を取ったロングコースでもユニバーサルなのだ。
さてここで、岸に対して直角に風が強い吹いているなど、コースと並行に操船エリアが取れなかったらどうするか?妄想で言えば、40mを何度も回るか、週回数が混乱するならM字の様なレイアウトも良いのかも。
参考(タイトル写真):人間工学とユニバーサルデザイン(日本工業出版)
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