どうやら3時間のマラソンらしい。
電池交換のためのピットインやトイレのため操縦を交代してもらうのも良いらしい。
耐久レースと言えばルマンや鈴鹿8耐などが有名だが、模型でも耐久レースの様な物もある。車は勿論、電動RCグライダーのサンライズサンセット競技はそれだった。
文字通り、日の出時刻に飛ばし始め、日没までの間、バトンを渡すがごとくチームメンバーが交代で飛行を継続させるという物だった。着陸の回数の少なさを競うので機体が省エネ仕様である事や上昇気流を利用して滞空時間を延ばす必要があった。
出番で無い選手は次の機体の整備や準備を行うが、条件の急変やトラブルでスケジュールが繰り上がったり緊急修理もしばしばで、ルマンのピットさながらのドラマやドタバタを楽しんだ。
実艇では世界一周するような長距離レースもあるし、模型でも瀬戸内海を横断した人が居ると聞く。個人的には小名木川の閘門と旧中川の合流地点までの約3kmを往復した事がある。
通常のフリートレースでは15分や20分程度が多いだろうからこの3時間のマラソンはかなりの長丁場。とても興味深い。
さて、サンライズサンセットはその後、日の出から日没まで飛び続けてしまう機体が出てきた。レースにならなくなり終焉を迎えたのだった。機体設計、動力性能や省エネ技術などが格段に進歩したので役目を終えた訳だ。その後、太陽電池を載せる等して更に長時間飛ぶ記録も出ている。SSは今では当時四苦八苦したチームメンバーの昔話となっている。
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